ある県の看護師求人

ある雑誌の見出しにて。
「いま看護師の転職が多くなってきています。」
私は、看護師になる人が多いのだと、頭の中で勝手に解釈していました。それはとてもいい話だと…。
しかし現実は、150万人中13万人の看護師が違う職に転職しているというのです。お給料が仕事内容に見合わないこと、人間関係がよくないこと、仕事がハードなことなど理由も様々あるようですが、この数字に少し寂しさにも似た悲しさや切なさを感じてしまいました。そこで、少し興味深い文章がありました。
ある県は看護師の平均年齢が低いとのことで、新卒などは働きやすいというメリットもあるそうです。自分が生まれ育ったところから他地方に就職を望む人たちの気持ちが、この一節でわかったような気持ちになりました。
それと、その県は子育てをしているお母さん達のための計らいを実地しているようです。そんな取り組みで保険料を最低限に押さえて、経済的な負担を軽減させる事ができます。それによって可能になる、子育てと仕事の両立を促していました。
子育てをしながら働くことは、並大抵な話ではないと思います。どんなお母さんだって我が子と一日中ずっといたいに決まっていますが、働かなくてはミルク代もないという現状があるのです。そんな現状がお母さん達を働かせる風潮を作っていると思います。
そんな現状をきちんと見据えているところと、お母さん目線という女性に目をつけたその県の看護師の求人内容は、日本の女性の存在や力を認めているという事を表しているように感じました。それと同時に、とても感心したのは言うまでもありません。

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